
おはこんばんちは。
「諦めない人の車椅子」に学ぶ、意味の想像力の話。
ビジネスにおけるクリエイティビティとは、単なる機能やメリットを超えて、深いインサイトに働きかける「意味」を創り出すことにある。
足で漕ぐ車椅子「COGY(コージー)」は、その機能だけを見ると「足漕ぎ式車椅子」である。しかし、この商品が真に伝えようとしていることは、「足で漕げる」という機能の説明を超え、「自らの足で歩くことを諦めていた人が、その諦めを乗り越えられる」という強烈な意味を持っている。
この商品の本質的な価値は、単なる「移動手段」としての機能ではなく、使う人に「諦めない勇気」を与えることにある。つまり、身体的な不自由による抑圧を超え、「自分にも歩ける可能性がある」という希望や挑戦を提供しているのだ。
こうした商品が人々の心を動かす理由は、人が無意識に押し殺している感情や諦めてしまった願望、いわゆる「深いインサイト」を掘り起こし、そこに新たな意味を創造することができるからである。
「COGY」の例が示すように、ビジネスや商品開発において大切なのは、「いかに売るか」よりも、「どんな意味を与えるか」である。ビジネスの視点を超えて、社会的な価値や人間の根源的な欲求や希望に触れることができる商品こそが、人々に強く求められ、結果的に広く支持される。
「意味の想像力」を持つこと、それは単に売上を追うことを超え、人々の生き方を変え、社会そのものにも新たな価値を提供することにつながる。
ビジネスは社会を動かすことができる。その可能性を改めて感じた商品でした。
無知ノ知カイギでは、「思考の枠を広げる対話を通じて、ビジネス・マーケティング・社会の構造を探求するコミュニティ」を運営しています。
名称の由来:「無知ノ知」について 「人は『知っていること』と『知らないことを知っている』だけでなく、『知らないことを知らない』ことがある。そこにこそ本当の知がある」——ソクラテスの哲学より。
私たちは『まだ何も知らない』という前提を大切にし、新たな知の発見を目指してこの場を作りました。
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